まいパールから提出された挿絵プリントの隅っこにいた、筆迷いボーイズ。[/caption]

本人は嫌がるかもしれないですが、
そんな開発秘話を、ここはぜひ紹介したいと思います。

まいパールがチーズケーキを作るときに、
私のスタンスとしては
「感想は言うけど、直接的なヒントは与えない」
ということを心がけています。

今までのケシパールケーキとほぼすべてのドリンクも全部作っている私が、
私のセンスで詳しくアドバイスしても、
それを採用したら結局、私なつパールらしいケーキになってしまって、
それを採用しないようにすると可能性が狭まってしまって、
まいパールも、
ケシパールとしても、
「まいパールケーキ」を「どんなかな？」と楽しみにしてくれる常連様も、
面白くないと思うからです。

何度も持ってきてくれた試作の中で、
「コーヒーココアクランブルを乗せた金柑チーズケーキ」を食べたとき、
まいパールの迷いをとても感じて、これは導かねばと、アドバイスしました。

な「まいちゃん、あなた迷いが見られるね。まいちゃんは金柑様のどういうところがお好きなの？」

ま「金柑様の独特の甘みと、あの苦味です。」

な「では金柑様のそれらをうまく表現するのですよ。方法はいくつかあるけど、①甘み、苦味を強調するような、似ている味の素材を入れる。例えば抹茶とか？白あん？とかめっちゃ思うものあるけどこれ以上は言えない②引き立てるような味の素材を入れる。スパイス、ハーブ、ごまとか。③その苦味や甘みと相性のいい素材を入れる。あとは内なる声に耳を傾け、心の赴くままに歩むが良い」

というような内容(あくまでも内容！)です。

明確に「コレいれたら！」とかわかるときもあるのですが、
あえて直接は言わず、
結果なんとも抽象的で宇宙的なアドバイスになってしまうわけです。

それでもまいパールは、
そんなぼんやりとしたアドバイスの中で、
毎度一生懸命考えては試作を繰り返し…

結局最終的にはトマトレアのとき同様、
「期待通り期待以上！！」
を叩き出してくるので、本当に感心してしまいます。

実を言うと、私の脳内では、
〇〇というお題を与えられると、
「◯◯ならこういうケーキ」という答えが、
すぐに出来上がって、作りたくなってしまうのですが…、
(金柑なら「金柑生姜スフレ」：金柑と生姜のじゅわっとしたスフレにアクセントとしてゴマ)

まいパールには、
「私の脳内ゴールより美味しい別の何か」を
いつも期待して待っているわけです。

そんなプレッシャーを、
最後には本当に綺麗に
「こっちで行きましょう！」
って言いたくなるようなものに仕上げてくるまいパール。

そしてまいパールのチーズケーキ。

好き❤️ほんと好き❤️(怖かったらすみません)

努力を惜しまないまいパール。

そしてそれを楽しみながらこなし、笑顔を絶やさないまいパール。

こんな裏話を長々と書いたのも、
本当はあの飄々とした笑顔の裏で、
いっぱい悩んだりいっぱい頑張ったりしてる。

そんなまいパールの内面も合わせて、
ぜひ金柑チーズケーキを頬張ってもらいたいからです。

そんなこんなで完成した、
まいパールのチーズケーキ第二弾♪

ぜひご堪能ください！

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