前にも書いたことがありますが、桜、大好きです。

私は高校まで、地元愛媛で過ごしました。

通っていた小、中学校は、
入学式の頃に桜が満開でした。

高校に植えてあったのは寒桜だったので、
高校は卒業式に桜が満開でした。

田舎なので、近くに大学は無く、
ほとんどの人が小、中、高と地元で通ったら、
大学に出るとき、皆散り散りになります。

そんな、卒業の日が近づくとどんどん開花していく、
校庭の桜を見ながら過ごした本当にわずかな日々。

ーああ、いよいよ、皆とも、この土地ともさよならするのか。
この桜が満開になって、その下を皆でくぐれば、
もう、私の場所はここには無いんだな。ー

その桜を見ながら、

桜で始まって桜で終わる、
本当にたくさんの、
友との思い出を振り返りました。

私の地元は桜が有名な土地でもなんでもありませんが、
桜を見ると、故郷のことを、
故郷で過ごした日々のことを、
故郷の人のことを、
思い出します。

ケシパールで出す「桜のチーズケーキ」も、
もう６回目になります。(ケシパールは2011/4/29に開業しました♪)
夫婦二人で始めた、小さな小さなお店が、
今ではたくさんのお客様(ケシパル)やケシメイツに支えられながら、
６回も新しく春を迎えることになるとは。

ケシパールを始めて、一年目は桜を全く見る機会がなかったこと。
(家と店の往復である狭い狭い世界には、桜に出会えませんでした。)

二年目に、しみじみと涙を浮かべながら初めて見た、神戸の夜桜。

本当にオープン当初からずっと通ってくださっていたお客様が、
「桜といえばケシパール。
毎年、桜を見るのと同じくらい、ケシパールの桜のチーズケーキに出会うのを心待ちにしているんです。」
と言ってくれたこと。

私の中で、「桜」を見て思い起こすものも、
少しずつ、増えてきたような気がします。

今年はまた、どんな思いで満開の桜を見ることができるのかな。

そんなことを思いつつ、今日は筆を置きます。

2018.03